恋をしない秘書と恋に落ちた御曹司の甘くて危険な攻防戦
運転手が外から後部座席の扉を開いてくれる。
私は小さく息を吐き、覚悟を決めて車から降りた。
「お待ちしておりました。社長秘書の道井です」
そう声をかけてくれたのは、細身のフレームの眼鏡をかけた男性だった。年齢は三十代前半くらいだろうか。落ち着いた雰囲気で、いかにも有能な秘書という印象を受ける。
「お世話になります。副社長秘書の橋爪です。よろしくお願いいたします」
「時任です。本日はよろしくお願いいたします」
私と要さんが頭を下げると、道井さんは穏やかに微笑んだ。
「では、ご案内いたします」
案内されながら見上げた本社ビルは、TOKITOグループには及ばないものの、それでも十分に立派な構えだった。
私は小さく息を吐き、覚悟を決めて車から降りた。
「お待ちしておりました。社長秘書の道井です」
そう声をかけてくれたのは、細身のフレームの眼鏡をかけた男性だった。年齢は三十代前半くらいだろうか。落ち着いた雰囲気で、いかにも有能な秘書という印象を受ける。
「お世話になります。副社長秘書の橋爪です。よろしくお願いいたします」
「時任です。本日はよろしくお願いいたします」
私と要さんが頭を下げると、道井さんは穏やかに微笑んだ。
「では、ご案内いたします」
案内されながら見上げた本社ビルは、TOKITOグループには及ばないものの、それでも十分に立派な構えだった。