待てない、夏!
第6話 隣の席
居酒屋に着くと、
みんな好き勝手に席に座り始めた。
矢部先生の周りは
あっという間に満席。
人気者だな。
「由夏は、あっちね」
沙菜に背中を押される。
え?
ちょっと待って。
そこ、
陸先輩の隣なんだけど。
さっきの「知ってるよ」が
離れなくて困る。
サワーを一口飲む。
すると先輩が
ぼそっと話し始めて
「あの頃さ。由夏って
佐野と付き合ってたの?」
いきなりの質問に、
思わずグラスを置く。
「へ?私ですか?」
「うん」
「佐野って、
同級生の佐野ですよね?」
「そう」
「まさか。付き合ってませんよ。
佐野なんかと」
「なんかとって」
先輩が笑う。
「だって本当です。家が近かったから
一緒に帰っただけですし。
告白なんてされてません」
「そうなの?」
先輩は少し驚いた顔をした。
「俺、勘違いしてた」
「勘違い?」
そう聞き返すと、
先輩は、小さく笑った。
「うん。ずっと」
みんな好き勝手に席に座り始めた。
矢部先生の周りは
あっという間に満席。
人気者だな。
「由夏は、あっちね」
沙菜に背中を押される。
え?
ちょっと待って。
そこ、
陸先輩の隣なんだけど。
さっきの「知ってるよ」が
離れなくて困る。
サワーを一口飲む。
すると先輩が
ぼそっと話し始めて
「あの頃さ。由夏って
佐野と付き合ってたの?」
いきなりの質問に、
思わずグラスを置く。
「へ?私ですか?」
「うん」
「佐野って、
同級生の佐野ですよね?」
「そう」
「まさか。付き合ってませんよ。
佐野なんかと」
「なんかとって」
先輩が笑う。
「だって本当です。家が近かったから
一緒に帰っただけですし。
告白なんてされてません」
「そうなの?」
先輩は少し驚いた顔をした。
「俺、勘違いしてた」
「勘違い?」
そう聞き返すと、
先輩は、小さく笑った。
「うん。ずっと」


