敏腕CEOと契約結婚したら、攻略不能なほど溺愛されています
「私も好きです。……碧人さんが大好きです」

 彼との結婚を決め、この家に来てからは幸せなことばかりだった。
 それは、彼が私を一番に考えて、一緒に楽しい時間を過ごそうとしてくれていたからだ。

「本当に?」

 碧人さんが身体を離し、私の頬の涙を親指で拭いながら瞳をじっと射貫く。

「ウソはつきませんよ」

 ふわりと微笑みながら答えると、彼の顔が近づいてきて唇と唇がそっと触れた。
 ――キスされた。そう意識した途端、顔に熱が一気に集まってくる。

「本当はずっとこうしたかったけど、我慢してたんだ」
「……え?」
「陽咲をかわいいって思うたびに、キスしたくてたまらなかった」

 彼が顔の角度を変え、もう一度キスを落とした。それはしだいに、深くてしっとりとした大人のキスへと変わっていく。
 後頭部を支える彼の手が温かくて心地いい。でも、胸は痛いくらいにキュンとして、ドキドキが止まらない。

「……んっ」

 酸素を求めて口を開けると、官能的な声が漏れて、そのことに自分が一番驚いた。
 しっかり立とうと思うのに、力がどんどん抜けていき、彼の胸にしなだれかかってしまう。
 碧人さんは私をそっと横抱きにし、そのまま寝室へと移動した。

「あの……」
「ごめん。もう我慢できない」

 私をベッドの上に下ろし、覆いかぶさった彼が着ていたシャツのボタンをはずして脱ぎ捨てた。
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