敏腕CEOと契約結婚したら、攻略不能なほど溺愛されています
「コンタクト……」
「慣れたら楽だと思うけど」
「考えてみます」
たしかにメガネは寒い日や湿度の高い日に曇りやすいし、意外とすぐに汚れが付着する。
碧人さんがそう言うなら、今後はコンタクトレンズに変えてみてもいいかな……。
「明日は、区役所の外のところでも記念撮影しようか」
「じゃあ、明日はもっとちゃんとした服を着ていきますね」
にこりと微笑むと、彼も笑顔でうなずいてくれた。
翌日、私と碧人さんは朝食を済ませたあと、支度を整えて区役所へ向かった。
服装をどうしようかと迷ったけれど、家から最低限のものしか持ち出せていなくて、白いブラウスとスキニーパンツを合わせるしかなかった。これではいつもとそんなに変わらないけれど、いくぶんマシだと思う。
メイクは厚塗りにならないよう、ていねいに。髪はうしろで結ばずに真っすぐ下ろしてみた。
「結局こんな格好で……すみません」
駐車場で車に乗り込むとき、ちょこんと頭を下げてそう言うと、彼は首をかしげたあと横に振った。
「なんで? いつもどおりかわいいけど? それに陽咲の髪、つやつやで綺麗だよな」
「え! あ、ありがとうございます」
「さ、乗って」
まさか褒められるとは思っていなくて、あわてたせいで声が裏返りそうになった。
お世辞だとわかっていても〝かわいい〟なんて言われたら、自然と胸が高鳴ってしまう。
……ダメだな。しっかりしなくちゃ。私たちは利害が一致しただけ、ただ〝契約〟しただけ、なんだから。
「慣れたら楽だと思うけど」
「考えてみます」
たしかにメガネは寒い日や湿度の高い日に曇りやすいし、意外とすぐに汚れが付着する。
碧人さんがそう言うなら、今後はコンタクトレンズに変えてみてもいいかな……。
「明日は、区役所の外のところでも記念撮影しようか」
「じゃあ、明日はもっとちゃんとした服を着ていきますね」
にこりと微笑むと、彼も笑顔でうなずいてくれた。
翌日、私と碧人さんは朝食を済ませたあと、支度を整えて区役所へ向かった。
服装をどうしようかと迷ったけれど、家から最低限のものしか持ち出せていなくて、白いブラウスとスキニーパンツを合わせるしかなかった。これではいつもとそんなに変わらないけれど、いくぶんマシだと思う。
メイクは厚塗りにならないよう、ていねいに。髪はうしろで結ばずに真っすぐ下ろしてみた。
「結局こんな格好で……すみません」
駐車場で車に乗り込むとき、ちょこんと頭を下げてそう言うと、彼は首をかしげたあと横に振った。
「なんで? いつもどおりかわいいけど? それに陽咲の髪、つやつやで綺麗だよな」
「え! あ、ありがとうございます」
「さ、乗って」
まさか褒められるとは思っていなくて、あわてたせいで声が裏返りそうになった。
お世辞だとわかっていても〝かわいい〟なんて言われたら、自然と胸が高鳴ってしまう。
……ダメだな。しっかりしなくちゃ。私たちは利害が一致しただけ、ただ〝契約〟しただけ、なんだから。