敏腕CEOと契約結婚したら、攻略不能なほど溺愛されています
「からかってなんかいない。そのドレス、思ったとおりよく似合ってる」
私のネイビーのドレスに視線を落とした彼が、うなずきながら満足げに微笑んだ。
「さあ、行こうか。俺の自慢の妻を、うちのスタッフに紹介させてほしい」
私は気を引きしめ、差し出された彼の腕にそっと手を添えた。まだ緊張は消えないけれど、彼が隣にいてくれたら、上手に妻を〝演じられる〟気がした。
「初めまして。CEOの秘書を務めている宝田と申します」
「あ、お世話になっております。妻の陽咲です」
ていねいにお辞儀をした宝田さんは、凛とした佇まいが印象的な二十代後半くらいの男性だった。誠実さが全身からにじみ出ているような、芯の強さを感じる。
「いつも彼には助けられてばかりでね。本当に頼りになる大切な右腕なんだ」
そんなふうに、碧人さんが誇らしげに宝田さんを紹介した。
(あれ? どこかで聞いたことのある名前だけど……)
考えているうちにふと思い出し、私はハッと目を見張る。
「宝田さん……もしかして、婚姻届の保証人に署名してくださった方ですか?」
驚きながら問いかけると、ふたりとも笑みをたたえてうなずいた。碧人さんとはとても強い信頼関係で結ばれているみたいだ。
「その節は本当にお世話になりました」と感謝を伝えて頭を下げると、宝田さんは「いえ。とんでもないです」と返してくれた。
私のネイビーのドレスに視線を落とした彼が、うなずきながら満足げに微笑んだ。
「さあ、行こうか。俺の自慢の妻を、うちのスタッフに紹介させてほしい」
私は気を引きしめ、差し出された彼の腕にそっと手を添えた。まだ緊張は消えないけれど、彼が隣にいてくれたら、上手に妻を〝演じられる〟気がした。
「初めまして。CEOの秘書を務めている宝田と申します」
「あ、お世話になっております。妻の陽咲です」
ていねいにお辞儀をした宝田さんは、凛とした佇まいが印象的な二十代後半くらいの男性だった。誠実さが全身からにじみ出ているような、芯の強さを感じる。
「いつも彼には助けられてばかりでね。本当に頼りになる大切な右腕なんだ」
そんなふうに、碧人さんが誇らしげに宝田さんを紹介した。
(あれ? どこかで聞いたことのある名前だけど……)
考えているうちにふと思い出し、私はハッと目を見張る。
「宝田さん……もしかして、婚姻届の保証人に署名してくださった方ですか?」
驚きながら問いかけると、ふたりとも笑みをたたえてうなずいた。碧人さんとはとても強い信頼関係で結ばれているみたいだ。
「その節は本当にお世話になりました」と感謝を伝えて頭を下げると、宝田さんは「いえ。とんでもないです」と返してくれた。