敏腕CEOと契約結婚したら、攻略不能なほど溺愛されています
「CEOが突然、セブエリのキャラが描かれた婚姻届を大至急作ると言い出されたので、あの日のことは私も一生忘れません」
「宝田はいつも俺の無茶振りに付き合ってくれるんだ」
「CEO自身も無茶振りだと自覚されていたんですね。安心しました」
終始にこにことしたふたりのやり取りを見ていると、普段から碧人さんがスタッフとどれほど良好な関係を築いているかが伝わってきて、ほっこりとした気持ちになった。
やはり碧人さんは温かい人だ。私のこわばっていた表情も、いつの間にか自然な笑顔に変わっていく。
「奥様もセブエリの大ファンだと聞いていますが……」
「はい。大好きです。だから今回新作が出るのは本当にうれしくて」
「おふたりは〝セブエリ婚〟ですよね。あのゲームは人の人生を左右するくらいすごいゲームなんだなって、感慨深いです。それと、CEOが奥様に惹かれたのは……お会いしてなんとなくわかりました」
どういう意味なのかと、愛想笑いをしながら小首をかしげた。宝田さんは私たちが利害の一致で結婚したとは知らないはずだけれど……お世辞を言ってくれたのだろうか。
「あらためて、ご結婚おめでとうございます」
「……ありがとうございます」
偽りの夫婦である自分たちに向けられた温かい祝福に、胸がチクリと痛んだ。罪悪感から顔が引きつりそうになるのをどうにかこらえ、小さく会釈を返す。
「結婚式はどうされるんですか?」
「そうだな……そのうち。陽咲と相談しながら決めるよ」
「宝田はいつも俺の無茶振りに付き合ってくれるんだ」
「CEO自身も無茶振りだと自覚されていたんですね。安心しました」
終始にこにことしたふたりのやり取りを見ていると、普段から碧人さんがスタッフとどれほど良好な関係を築いているかが伝わってきて、ほっこりとした気持ちになった。
やはり碧人さんは温かい人だ。私のこわばっていた表情も、いつの間にか自然な笑顔に変わっていく。
「奥様もセブエリの大ファンだと聞いていますが……」
「はい。大好きです。だから今回新作が出るのは本当にうれしくて」
「おふたりは〝セブエリ婚〟ですよね。あのゲームは人の人生を左右するくらいすごいゲームなんだなって、感慨深いです。それと、CEOが奥様に惹かれたのは……お会いしてなんとなくわかりました」
どういう意味なのかと、愛想笑いをしながら小首をかしげた。宝田さんは私たちが利害の一致で結婚したとは知らないはずだけれど……お世辞を言ってくれたのだろうか。
「あらためて、ご結婚おめでとうございます」
「……ありがとうございます」
偽りの夫婦である自分たちに向けられた温かい祝福に、胸がチクリと痛んだ。罪悪感から顔が引きつりそうになるのをどうにかこらえ、小さく会釈を返す。
「結婚式はどうされるんですか?」
「そうだな……そのうち。陽咲と相談しながら決めるよ」