そーちゃんの溺愛が止まらない⁉ ~結婚しても世界一可愛い君へ、今日のご褒美ハグは無制限。~

続・第25章:銀婚式へのカウントダウンと、永遠の王子様の誓い

季節は巡り、蓮くんの高校受験も無事に合格。一ノ瀬家には再び、桜の舞い散る春がやってきていた。
今日は、蓮くんの高校の入学式。
あの思い出の校舎ではないけれど、新しい制服に身を包んだ蓮くんは、あの日のそーちゃんに本当に瓜二つだった。
「蓮、高校入学おめでとう。……これで、お前も『運命の女の子』に出会う準備ができたな。パパからのアドバイスだ、出会ったら1秒でプロポーズする勢いで愛し抜け!」
「パパ、そんな奴ただの不審者だから。俺は普通に青春送るから……」
相変わらずのやり取りを見せながらも、2人で並んで歩く姿は、すっかり立派な『一ノ瀬家の男たち』だ。
入学式が終わり、帰り道。蓮くんと紬ちゃんが先をトコトコと歩く後ろで、私とそーちゃんは、高校生の時と同じように手を繋いで歩いていた。
「優愛。蓮が高校生になったってことはさ……俺たちがここで出会って、付き合い始めてからの時間と、ほぼ同じだけの生活を、俺たち3人で、4人で過ごしてきたんだね」
そーちゃんは繋いだ手を少し強く握りしめ、優しく微笑んだ。
大人になり、頼もしい父親になり、だけど私を見つめる目の熱さは、あの渡り廊下の時から1ミリも変わっていない、私の永遠の王子様。
「うん。長いようであっという間だったね。……そーちゃん、私をずっと、特等席に置いてくれて、本当にありがとう」
「何言ってるの、優愛。特等席の期限は『一生』って決めてるから。あと数年で結婚20周年、その次は25周年の銀婚式だ。何年経っても、おじいちゃんおばあちゃんになっても、俺は優愛の隣で『世界一可愛い俺の奥さん!』って叫び続けるからね」
「あはは、楽しみに待ってるね(笑)」
呆れ半分、だけど愛しさ無限大。
前を歩く蓮くんが「ほら、パパとママ、置いてくぞー!」と振り返り、紬ちゃんが「パパ、ママ、早くー!」と手を振っている。
幸せすぎて、何度幸せって思えばいいのか分からない。
高校生のあの渡り廊下から始まった私たちの恋は、家族の歴史を重ね、子供たちの未来へ繋がりながら。
世界一平和で、世界一甘い、最高にイチャイチャな未来へ向かって、どこまでも、永遠に続いていくのだった──!
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