そーちゃんの溺愛が止まらない⁉ ~結婚しても世界一可愛い君へ、今日のご褒美ハグは無制限。~

続・第28章:ついに訪れた銀婚式、25年目の『合法ハグ』

そして──ついに、私たちは約束の「結婚25周年・銀婚式」の日を迎えた。
子供たちはすっかり自立し、今日の夜は2人だけで、あの数十年前の高校生の日々からずっと変わらない『校舎裏の渡り廊下』を訪れていた(今回も学校の特別な許可をいただいて、夕暮れの時間にお邪魔させてもらった)。
オレンジ色の夕日が窓から差し込み、長い廊下を美しく、ノスタルジックに染め上げている。
「本当に来ちゃったね、そーちゃん。25年経っても、私たち、ここでこうしてる」
「言ったでしょ、約束は絶対に守るって。ほら、見て。25年経っても、結婚指輪と、あの時のネックレスをつけてる優愛……世界一、いや、宇宙一の美魔女だよ。綺麗すぎて、俺の理性が四半世紀ぶりに大爆発しそう」
そーちゃんは私の左手をすくい上げ、愛おしそうに指輪に口づけをした。
白髪が少し混じり、大人の大人の、すっごく渋くて格好いい男性になったそーちゃん。
なのに、私を見つめるその瞳の熱さは、高校1年生のあの時と、1ミクロンも変わっていない。
無理無理無理!!! 50代手前になってもこの顔面の破壊力は何事!? なにその優しい目、本当に私の旦那様なの、25年経っても1秒も慣れない!!!
心の中の限界オタクが嬉し涙の海で大溺れしていると、そーちゃんは私の腰に長い腕を滑り込ませ、自分の胸元にグッと引き寄せた。
「優愛。25年間、俺の隣にいてくれて、俺の苗字でいてくれて、本当にありがとう。俺たちの恋は、今日からまた新しい1歩を踏み出すんだよ」
至近距離。そーちゃんの少し低くて、深みの増した声が鼓膜を震わせる。
カチャ、と胸元のネックレスが揺れる音がして、そーちゃんの手が私の頬に優しく添えられた。
「おじいちゃんおばあちゃんになっても、俺のこの腕の特等席は、優愛だけのものだからね。……銀婚式おめでとう、優愛。愛してる、の延長戦、これからも一生付き合ってくれる?」
私は恥ずかしさで爆発しそうな心臓を必死に抑え、そーちゃんのコートの胸元をぎゅっと握りしめながら、まっすぐにその瞳を見つめ返した。
「……うん。こちらこそ、よろしくね。私、世界一幸せ。……大好きだよ、そーちゃん」
私の、25年目の精一杯の告白。
言葉にした瞬間、世界が反転した。
「……っっ〜〜〜〜〜〜〜〜〜っっ!!!!(過去最大の限界突破)」
次の瞬間、強い力で、だけど壊れ物を扱うみたいに優しく、そーちゃんの大きな腕が私の体を完全にホールドした。
夕暮れの渡り廊下で、私たちは25年前のあの日と全く同じ熱量で、ずーーーっと抱きしめ合っていたのだった。
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