空に吹く、風の音を教えて。
翌週の週末。
cafe chill flowerに真星組がやって来た。
悠花さんから許可をもらい、私が作ったクレープは半額で売っていいということになり、皆に練習作の試食協力を頼んだんだ。
しかもオフピーク時間の17時から18時の1時間を貸し切りにしてもらった。
ここまでお膳立てしてもらったんだから、美味しいクレープを作らなきゃ、と気合が入った。
「素敵なクレープ屋さんがオープンしたのは知ってたけど、まさかそこで風花ちゃんが働いてるなんて知らなかったよ」
「うん、1ヶ月前に働き出したばっかりだからね。今日は試食よろしくお願いします」
「こちらこそ、誘ってもらえて嬉しいよ」
「お腹いっぱいになるまで食べるからどんどん作ってもらって大丈夫だから」
そんなみんなの温かい言葉をもらい、私はやる気を漲らせた。
まずはある程度まとめて生地を焼いてしまい、トッピングはそれぞれの好みに合わせて変えていくというスタイルにしようと計画した。
悠花さんの役に立てるように。
そして、自分自身の技術力を向上させられるように。
そう願いながら、気を引き締めて作っていった。
「はい、出来ました!まずはストロベリーホイップの方」
「あ、それわたしだ」
最初和実ちゃんに、チョコバナナの月雲くん、みかんカラースプレーの昊くんに手渡した。
「それじゃあ、いただきます!」
よほどお腹が空いていたのか昊くんは真っ先にかぶりついた。
「うん!美味しい!プロ顔負け。このままお店出せるよ」
と昊くんが大絶賛してくれた。
私の胸はドクンと一瞬波打ち、その後はじんわりと生温かな感情が広がった。
「ほんと、美味しいね」
「巻くの上手だし、保泉さんって器用なんだね」
「風花ちゃん、昔から器用だったよね。わたし、風花ちゃんにミシン手伝ってもらった記憶あるもん」
「ふふ。そんなこともあったね」
器用そうに見える和実ちゃんが実はちょっと不器用なんだよね。
あと、運動も苦手。
でも、勉強は昔から出来が良かったから今有名進学校に通っているのも納得だ。
「私、風花ちゃんがお店出したら絶対通うね」
「ありがとう」
「あらあら、もう将来のお客様獲得しちゃったの?さっすが風花ちゃん!これからもあたしの元で修行に励がよろしい」
「ふふ。はい、ぜひ」
土曜日の夕時。
穏やかで和やかな空気が溢れ、私の心も癒されていたのだった。
cafe chill flowerに真星組がやって来た。
悠花さんから許可をもらい、私が作ったクレープは半額で売っていいということになり、皆に練習作の試食協力を頼んだんだ。
しかもオフピーク時間の17時から18時の1時間を貸し切りにしてもらった。
ここまでお膳立てしてもらったんだから、美味しいクレープを作らなきゃ、と気合が入った。
「素敵なクレープ屋さんがオープンしたのは知ってたけど、まさかそこで風花ちゃんが働いてるなんて知らなかったよ」
「うん、1ヶ月前に働き出したばっかりだからね。今日は試食よろしくお願いします」
「こちらこそ、誘ってもらえて嬉しいよ」
「お腹いっぱいになるまで食べるからどんどん作ってもらって大丈夫だから」
そんなみんなの温かい言葉をもらい、私はやる気を漲らせた。
まずはある程度まとめて生地を焼いてしまい、トッピングはそれぞれの好みに合わせて変えていくというスタイルにしようと計画した。
悠花さんの役に立てるように。
そして、自分自身の技術力を向上させられるように。
そう願いながら、気を引き締めて作っていった。
「はい、出来ました!まずはストロベリーホイップの方」
「あ、それわたしだ」
最初和実ちゃんに、チョコバナナの月雲くん、みかんカラースプレーの昊くんに手渡した。
「それじゃあ、いただきます!」
よほどお腹が空いていたのか昊くんは真っ先にかぶりついた。
「うん!美味しい!プロ顔負け。このままお店出せるよ」
と昊くんが大絶賛してくれた。
私の胸はドクンと一瞬波打ち、その後はじんわりと生温かな感情が広がった。
「ほんと、美味しいね」
「巻くの上手だし、保泉さんって器用なんだね」
「風花ちゃん、昔から器用だったよね。わたし、風花ちゃんにミシン手伝ってもらった記憶あるもん」
「ふふ。そんなこともあったね」
器用そうに見える和実ちゃんが実はちょっと不器用なんだよね。
あと、運動も苦手。
でも、勉強は昔から出来が良かったから今有名進学校に通っているのも納得だ。
「私、風花ちゃんがお店出したら絶対通うね」
「ありがとう」
「あらあら、もう将来のお客様獲得しちゃったの?さっすが風花ちゃん!これからもあたしの元で修行に励がよろしい」
「ふふ。はい、ぜひ」
土曜日の夕時。
穏やかで和やかな空気が溢れ、私の心も癒されていたのだった。