逆転令嬢 捨てられた私は2度目で王太子のパートナーになる
張り巡らされた罠
「この度は我が家の覚醒者発表の夜会に起こし頂きまして、誠に有難う御座います」
グロリア家当主アルドはガドフリー家当主、ギデリオン家当主に挨拶をする。
彼らはこの国を護る同じ魔法覚醒者の家系である三家。
彼らには嫡男がおり、既に二人とも魔法覚醒として目覚めていた。
魔法覚醒として目覚めるにはそれぞれの能力の力、タイミングなとがあるが、両家の嫡男達は早い段階で既に目覚めており、アルドはアーノルドがいつ目覚めるのか気が気ではなかった。
だが、魔法覚醒者として目覚めたのはアーノルドではなくレイティシアだったが。
「こちらこそ、お招き頂きましてありがとうございます」
「魔法に目覚められたのがご令嬢とは。魔法覚醒者達は男性ばかりでしたので、むさ苦しい男の中に華やかさが添えられて良いですな」
ガドフリー家当主はが豪快に笑った。
彼はガタイも良く、王宮で騎士団長の仕事をしており、今のセリフもアルドに対して嫌味ではなく純粋な言葉としてだったが、プライドが高いアルドは少々鼻についてしまう。
(無神経で低レベルな能無しが…)
アルドは内心毒づきながらも、表情を崩さず柔らかい表情で言った。
「しかし、これで我が家も魔法覚醒者が出ましたので安心致しました」
「そうでしょうね。しかし、まだ安心してはいけません。私達は国を護るものとして、親として彼らを正しい道に導かなくてはいけません」
「そのとおりです」
突然、夜会の会場の壇上に一人の少女が現れた。
それはアルドの娘であるレイティシアだ。
*****
「皆様、本日はお集まり頂きまして誠にありがとうございます。グロリア家の長女、レイティシア・グロリアです」
壇上に上がった私は静かに会場にいる客人に向かって静かに挨拶する。
元々この挨拶はお父様から魔法覚醒者として挨拶するようにとの指示だった。
彼の目的として私の顔、力を周囲に見せつけたい意図があってのことだろう。
グロリア家としての牽制のつもりだ。
全く面倒な毒親。
だけど私としてもその方が都合が良い。
力の力量を最初に見せておけば相手から下に見られないだろうから。
「この度、私がグロリア家の魔法覚醒者に目覚めたお知らせと私の魔法を少しだけ披露させて頂きたいと思います」
私の言葉に貴族達の視線は一身に私に注目を集める。
それもそのはず。
グロリア家の魔法覚醒者の魔法がどれ程のものなのか誰もが強い興味を持っている。
私はここで魔法覚醒者として魔法で証明しなければならない。
数日前、初めてグロリア家の家族の前で魔法を使った時とは違う。
私の価値を。
グロリア家の魔法覚醒者として。
私はスっと掌を前に出して、魔力を込める。
自分の中にある魔力が練られ、魔法として発動する力が全く感じられない。
まるで自分の中から魔力が消えたような感覚。
「嘘…どうして魔力が…」
魔力が消えるなんて…。
こんなこと今までなかった。
どうしてこんなことに…。
私はハッと自分の腕を見る。
そこにはブレンダから貰った腕輪がキラリと光っていた。
内心私は顔を歪める。
(やられた!私が魔力を使えなくなったのは、この腕輪のせいね…!)
グロリア家当主アルドはガドフリー家当主、ギデリオン家当主に挨拶をする。
彼らはこの国を護る同じ魔法覚醒者の家系である三家。
彼らには嫡男がおり、既に二人とも魔法覚醒として目覚めていた。
魔法覚醒として目覚めるにはそれぞれの能力の力、タイミングなとがあるが、両家の嫡男達は早い段階で既に目覚めており、アルドはアーノルドがいつ目覚めるのか気が気ではなかった。
だが、魔法覚醒者として目覚めたのはアーノルドではなくレイティシアだったが。
「こちらこそ、お招き頂きましてありがとうございます」
「魔法に目覚められたのがご令嬢とは。魔法覚醒者達は男性ばかりでしたので、むさ苦しい男の中に華やかさが添えられて良いですな」
ガドフリー家当主はが豪快に笑った。
彼はガタイも良く、王宮で騎士団長の仕事をしており、今のセリフもアルドに対して嫌味ではなく純粋な言葉としてだったが、プライドが高いアルドは少々鼻についてしまう。
(無神経で低レベルな能無しが…)
アルドは内心毒づきながらも、表情を崩さず柔らかい表情で言った。
「しかし、これで我が家も魔法覚醒者が出ましたので安心致しました」
「そうでしょうね。しかし、まだ安心してはいけません。私達は国を護るものとして、親として彼らを正しい道に導かなくてはいけません」
「そのとおりです」
突然、夜会の会場の壇上に一人の少女が現れた。
それはアルドの娘であるレイティシアだ。
*****
「皆様、本日はお集まり頂きまして誠にありがとうございます。グロリア家の長女、レイティシア・グロリアです」
壇上に上がった私は静かに会場にいる客人に向かって静かに挨拶する。
元々この挨拶はお父様から魔法覚醒者として挨拶するようにとの指示だった。
彼の目的として私の顔、力を周囲に見せつけたい意図があってのことだろう。
グロリア家としての牽制のつもりだ。
全く面倒な毒親。
だけど私としてもその方が都合が良い。
力の力量を最初に見せておけば相手から下に見られないだろうから。
「この度、私がグロリア家の魔法覚醒者に目覚めたお知らせと私の魔法を少しだけ披露させて頂きたいと思います」
私の言葉に貴族達の視線は一身に私に注目を集める。
それもそのはず。
グロリア家の魔法覚醒者の魔法がどれ程のものなのか誰もが強い興味を持っている。
私はここで魔法覚醒者として魔法で証明しなければならない。
数日前、初めてグロリア家の家族の前で魔法を使った時とは違う。
私の価値を。
グロリア家の魔法覚醒者として。
私はスっと掌を前に出して、魔力を込める。
自分の中にある魔力が練られ、魔法として発動する力が全く感じられない。
まるで自分の中から魔力が消えたような感覚。
「嘘…どうして魔力が…」
魔力が消えるなんて…。
こんなこと今までなかった。
どうしてこんなことに…。
私はハッと自分の腕を見る。
そこにはブレンダから貰った腕輪がキラリと光っていた。
内心私は顔を歪める。
(やられた!私が魔力を使えなくなったのは、この腕輪のせいね…!)