うちら4人幼馴染、2人の両片思いたちが不器用すぎる!
すれ違いの目撃者
冬休みの中盤。
私は駅前のカフェで、その他校の男の子とノートを広げていた。
男の子は優しくて、私の話をたくさん聞いてくれる。
でも、頭に浮かぶのは空くんのぶっきらぼうな声ばかり。
「永川さん、この問題さ……」
「あ、それはね……」
その時、カフェのガラス窓の外を、見覚えのある人影が通り過ぎた。
黒いダウンジャケットに、少し長めの前髪。――空くんだ。
空くんは、隣を歩く可愛い女の子と何かを話しながら、歩いていく。
その女の子は、以前噂になっていたD組の子だった。
「……あ」
声が出そうになって、慌てて口を塞ぐ。
窓の外の空くんが、ふとカフェの中に視線を向けた。
そして、私と他校の男の子が並んで座っている姿を、ハッキリと見た。
空くんの目が、信じられないくらい冷たく見開かれる。
だけど、空くんはすぐにフイッと前を向き、隣の女の子の歩調に合わせて、そのまま人混みの中に消えていってしまった。
やっぱり……空くん、あの子とデートしてたんだ……。
机の上のココアが、すっかり冷たくなっていた。
私は駅前のカフェで、その他校の男の子とノートを広げていた。
男の子は優しくて、私の話をたくさん聞いてくれる。
でも、頭に浮かぶのは空くんのぶっきらぼうな声ばかり。
「永川さん、この問題さ……」
「あ、それはね……」
その時、カフェのガラス窓の外を、見覚えのある人影が通り過ぎた。
黒いダウンジャケットに、少し長めの前髪。――空くんだ。
空くんは、隣を歩く可愛い女の子と何かを話しながら、歩いていく。
その女の子は、以前噂になっていたD組の子だった。
「……あ」
声が出そうになって、慌てて口を塞ぐ。
窓の外の空くんが、ふとカフェの中に視線を向けた。
そして、私と他校の男の子が並んで座っている姿を、ハッキリと見た。
空くんの目が、信じられないくらい冷たく見開かれる。
だけど、空くんはすぐにフイッと前を向き、隣の女の子の歩調に合わせて、そのまま人混みの中に消えていってしまった。
やっぱり……空くん、あの子とデートしてたんだ……。
机の上のココアが、すっかり冷たくなっていた。