うちら4人幼馴染、2人の両片思いたちが不器用すぎる!
最悪のバレンタインデー
2月14日。
学校中が甘い空気と緊張感に包まれるバレンタインデー。
私は前日の夜、キッチンでずっと悩んでいた。
空くんにチョコ、渡してもいいのかな。……ううん、今の関係で渡したら、それこそ重いって引かれちゃうよね。
結局、私は空くんには何も用意せず、瑠香ちゃんと春馬くんに渡すための「友チョコ」だけをカバンに入れて登校した。
放課後、教室の後ろで春馬くんにチョコの袋を渡す。
「はい、春馬くん。いつもありがとう!」
「お、マジで!? ながまなサンキュー! めっちゃ嬉しい!」
春馬くんが頭を掻きながら喜んでくれた、その時。
ガラッと教室のドアが開き、空くんが入ってきた。
その手には、綺麗にラッピングされたピンク色の小さな紙袋が握られている。
あ……。誰か女の子に、チョコもらったんだ……。
胸がズキリと痛む。
空くんは私と春馬くんが一瞬楽しそうに話しているのを見て、ピキッと眉を寄せた。
そして、私と目を合わせることもなく、自分の席の机の中にそのピンクの袋を乱暴に突っ込んだ。
【side空】
……ハッ、何が『いつもありがとう』だよ。
教室に戻った瞬間、ながまなが春馬に笑顔でチョコを渡しているのが見えた。
春馬のやつ、デマだって言ってたくせに、結局あいつらは裏でそういう関係だったのか?
俺の手にあるこの袋は、さっき他クラスの女子に待ち伏せされて、断りきれずにとりあえず受け取ってしまったやつだ。
こんなもん、ながまなに見られたくなかった。
なのに、あいつは俺の持ってる袋をジッと見た後、悲しそうな顔をして目を逸らした。
そんな顔するなよ。俺が誰からチョコをもらおうが、お前には関係ないだろ。お前には、春馬がいるんだから……。
お互いに大きな勘違いをしたまま、教室の空気は凍りついていった。
学校中が甘い空気と緊張感に包まれるバレンタインデー。
私は前日の夜、キッチンでずっと悩んでいた。
空くんにチョコ、渡してもいいのかな。……ううん、今の関係で渡したら、それこそ重いって引かれちゃうよね。
結局、私は空くんには何も用意せず、瑠香ちゃんと春馬くんに渡すための「友チョコ」だけをカバンに入れて登校した。
放課後、教室の後ろで春馬くんにチョコの袋を渡す。
「はい、春馬くん。いつもありがとう!」
「お、マジで!? ながまなサンキュー! めっちゃ嬉しい!」
春馬くんが頭を掻きながら喜んでくれた、その時。
ガラッと教室のドアが開き、空くんが入ってきた。
その手には、綺麗にラッピングされたピンク色の小さな紙袋が握られている。
あ……。誰か女の子に、チョコもらったんだ……。
胸がズキリと痛む。
空くんは私と春馬くんが一瞬楽しそうに話しているのを見て、ピキッと眉を寄せた。
そして、私と目を合わせることもなく、自分の席の机の中にそのピンクの袋を乱暴に突っ込んだ。
【side空】
……ハッ、何が『いつもありがとう』だよ。
教室に戻った瞬間、ながまなが春馬に笑顔でチョコを渡しているのが見えた。
春馬のやつ、デマだって言ってたくせに、結局あいつらは裏でそういう関係だったのか?
俺の手にあるこの袋は、さっき他クラスの女子に待ち伏せされて、断りきれずにとりあえず受け取ってしまったやつだ。
こんなもん、ながまなに見られたくなかった。
なのに、あいつは俺の持ってる袋をジッと見た後、悲しそうな顔をして目を逸らした。
そんな顔するなよ。俺が誰からチョコをもらおうが、お前には関係ないだろ。お前には、春馬がいるんだから……。
お互いに大きな勘違いをしたまま、教室の空気は凍りついていった。