うちら4人幼馴染、2人の両片思いたちが不器用すぎる!

引き裂かれたふたり

3月が終わり、私たちは高校3年生になった。
そして、恐れていた「クラス替え」の発表。
掲示板の前で、私は自分の名前を探す。
「永川真奈……3年A組。あ、瑠香ちゃんも一緒だ!」
「やったー! 真奈、また一緒だね!」
瑠香ちゃんと抱き合って喜ぶ。だけど、すぐ隣のB組の欄を見た瞬間、私の指先が冷たくなった。
【3年B組:西園寺空、宮本春馬】
「あ……」
クラスが、離れちゃった。
これまでは隣の席で、嫌でも毎日顔を合わせていたのに。
これからは、自分から会いに行かないと、空くんの姿を見ることもできなくなる。
荷物をまとめてA組の教室へ移動する途中、廊下でB組に向かう空くんとすれ違った。
空くんは、新しく同じクラスになった例の「D組だった可愛い女子」と親しげに話しながら歩いている。
私とすれ違う瞬間、空くんは一瞬だけ足を止め、何かを言いかけそうに口を開いた。
だけど、すぐに諦めたように口を閉じ、そのまま通り過ぎていく。
これで、本当に終わりなんだ。神様が、もう諦めなきゃダメだって言ってるみたい……。
春の暖かい風が吹いているのに、私の心は真冬のままだった。
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