【キミの声をきかせて】~声を失った少女は、四人の王子に溺愛される~

「……澪ちゃん……っ…」

碧が今にも泣き出しそうな顔で拳をぎゅっと握りしめる。


律は目の下にある涙黒子をきつく歪めながら、澪の部屋がある天井を静かに見つめていた。その顔は何か覚悟を決めてるようにも見えた。


そして響也は。
きっと最近までの自分を後悔しているんだろう。この中で一番、悔しそうに悲しそうに辛そうな顔をしてきつく唇を噛み締めていた。


俺もあいつを絶対にここの中にいる誰よりも大切にして幸せにしてやる…と心に誓った。


お前たちには負けねぇから…
あいつを最初に見つけて拾ったのは俺だ。


4人の男たちはそれぞれの決意を胸に…夜が更けていくのだった。

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