【キミの声をきかせて】~声を失った少女は、四人の王子に溺愛される~
つい数日前までは、あんなに帰りが遅かったのに、今日も当たり前のように響也くんが早く帰ってくる。
そんな姿が嬉しいなと思いつつリビングに顔を出した響也くんにニコリと笑う。
響也くんはリビングに入ると、まっすぐ私の方へと歩いてきた。
そして、ストンと私のすぐ隣に腰掛けた。
響也くんは、夕日でキラキラとした明るい髪の毛と綺麗な顔をして私の隣で窓の外を見つめていた。
たまに風で揺れる髪の下からチラリと見える綺麗な顔は真剣な顔をしている。
そして、覚悟を決めた顔をすると横にいる私に振り返ると真剣に見つめてきた。
あまりの距離の近さと響也くんの顔の綺麗さにドクンと心臓が跳ね上がる。
どうしたの?
と思ってホワイトボードを手に取ろうとする私をじっと見つめながら今まで黙っていた響也くんが口を開いた。