【キミの声をきかせて】~声を失った少女は、四人の王子に溺愛される~

「……なぁ、澪。テディベアのキーホルダー誰に貰ったの?」

いつになく真剣な瞳で私を見つめる。


そう言えば…この間もそんなこと言ってたよね…。なんで響也くんがキーホルダーのこと知ってるの…?話したかな…?


私は不思議に思いながらもホワイトボードにキーホルダーの思い出をスラスラとペンを動かして書いていく。


響也くんは書き終わるのを隣で優しい瞳で見守ってくれていた。


【きょーくんって男の子から貰ったものです。いつも一緒に遊んでたんです。
だけど、私が両親の離婚で急に引っ越すことになっちゃって…お別れも言えないまま会えなくなっちゃて…。だけど、今でもずっと大切にしている宝物です】


書き終えると響也くんにホワイトボードを見せて、私は昔を思い出しキラキラとした笑顔で笑った。
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