【キミの声をきかせて】~声を失った少女は、四人の王子に溺愛される~
──────────────…

春琉side


その日の夜。

時計の針は深夜1時を回っていた。

リビングのソファに転がると暗闇の中で何度も寝返りを打った。
だけど、モヤモヤしてついに大きなため息を吐いて頭を掻きむしった。

「……はぁ…クソ…眠れねぇ……」

頭の中に浮かぶのは夕方に見た響也と澪の二人の姿だ。

ずっと探してた?
俺が守る?

思い出すだけで、イライラして胸の奥がモヤモヤした。
< 117 / 307 >

この作品をシェア

pagetop