【キミの声をきかせて】~声を失った少女は、四人の王子に溺愛される~
お袋からあいつの過酷な過去を聞いて

俺が絶対誰よりも大切にする

と心に誓ったばかりなのにまさか響也の初恋の相手が澪だったなんて…はぁ…。

「あー、イライラする……」

喉が渇いて、むしゃくしゃする頭を掻きながらキッチンに向かった。


その時…パタパタっと階段を駆け下りてくる小さな足音がした。

そしてリビングに顔を出す澪。

「……あ…澪…起きてたのか」

俺が声をかけると澪は驚いたように目を丸くした。
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