【キミの声をきかせて】~声を失った少女は、四人の王子に溺愛される~

それから俺の顔を見て何かを察したように優しく微笑むと、澪はすぐにキッチンへ向かった。


そして冷蔵庫をガサゴソと漁るとキッチンで料理をしだした。


しばらくその様子を見守っていると夜食を作ってくれたのか料理を差し出された。


【お腹すいて眠れないんですか?これ食べてください】


ホワイトボードを差し出して、優しく微笑む澪。
その優しい澪の文字を読んで

「……さんきゅ…いただきます」

澪が俺の為に作ってくれたご飯は温かくて美味しくて嬉しいのに…夕方の光景がやっぱり頭から離れなくて胸が締め付けられた。
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