【キミの声をきかせて】~声を失った少女は、四人の王子に溺愛される~
すると、ふっと私を見る表情が変わるきょーくんは、私を愛おしそうに見てくる。
そして
「昨日はたくさん驚かせてごめんな。」
そう言って頭をぽんっと撫でてきた。
すると、すかさず春琉くんの声が響く
「おい響也、朝から澪に触れてんじゃねぇよ、離れろ」
春琉くんが私の頭を撫でる響也くんの手をパシッと叩いて睨みつけていた。
そして、また昨日みたいにプチ喧嘩が始まる。
だけど私はなんだかそんな二人が面白くてくすくすと笑った。
そんな騒がしいリビングに碧くんもやって来て、朝のメンバーがやっと揃った。
「澪ちゃん、おはよー!!今日も朝ごはんすごい美味しそーう!!」
ミルクティ色の髪を揺らして、碧くんは相変わらず私の料理を見るといつも通りすごく嬉しそうに駆け寄ってきた。
そして私に抱きつこうとする碧くんをとめたのは春琉くんだけじゃなくてまさかのきょーくんもだった。
「おいこら碧…抱きつくなっていってんだろ」
「俺もそれは賛成。気が合うね春琉」
二人で碧くんを引きずっていった。
「はぁ?!なになに?!二人して掴まないでよーっ!!澪ちゃんたすけてぇー!!」
なんだか二人に囲まれてる碧くんは弟みたいでとても可愛いくて私は微笑ましくてくすくすと笑った。
そして、そんな騒がしい朝の中みんなで朝食を食べ終えるとみんなにお弁当を渡した。
そして笑顔で学校に行くみんなを見送った。