【キミの声をきかせて】~声を失った少女は、四人の王子に溺愛される~

その時だった…。


トントントンと階段から静かな足音が聞こえてきた。

律くんかな?トイレかなー?


たまに出てきても顔を合わせることはないのを知っているから私は気にせずに自分のお昼の準備を進めていた。


すると、予想外にリビングの方に足音が向かってくる。


あれ?リビングになにか用事かな?珍しい…と思って振り返ると


そこにはすこしだけ癖のある黒髪を揺らした律くんがお弁当を持って立っていた。


いつも夕方までは部屋から出てこなくて、出てきても人とは接しない彼が、私のいるリビングに顔を出したことにビックリして私は目を丸くさせていると

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