【キミの声をきかせて】~声を失った少女は、四人の王子に溺愛される~
私の目の前まで近寄ってくると、綺麗な顔を少し気まずそうにさせて、そして遠慮がちに
「えと…あのさ…、お昼は澪一人でしょ…?俺と一緒にご飯食べない…?」
……あの律くんが?とビックリしている私に言葉を続ける
「みんないないから…澪一人でご飯食べるのは寂しいかな…って思って…俺じゃ…嫌…かな?」
と少し自信なさげに涙黒子のある目を揺らす律くんに私は慌ててブンブンと首を振ってホワイトボードに文字を書く。
【その提案は、とても嬉しいです。ご飯は一人で食べるよりも誰かと食べると幸せですよね】
ホワイトボードを掲げてふわっと私は律くんに笑った。