【キミの声をきかせて】~声を失った少女は、四人の王子に溺愛される~

大雨の中を走り学校までの道をあちこち細かく見ながら進んでいると…
学校までの途中の道の草むらの脇に、ポツンと落ちている見覚えのある傘を発見した。


「……澪……!?」


その傘に駆け寄ると、近くにある生い茂る草の一部が少しだけ奥に向かっていくように倒れて獣道のようになっていた。


誰かが歩いたあとだと一瞬で判断した。


倒れてる草の上を辿っていくとその先は少しだけ一段さがった地面になっていた。


そこで泥まみれになって小さくうずくまる澪の姿が目に飛び込んできた。

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