【キミの声をきかせて】~声を失った少女は、四人の王子に溺愛される~
EP13:あの時と違うこと。
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澪side
春琉くんに抱き抱えられながら寮に戻ると
泥まみれになった私に泣きそうな顔をした碧くんと響也くんが駆け寄ってきた。
「澪ちゃーーん!!無事でよかったよー!!」
「…澪!!大丈夫か…?!」
申し訳なくてごめんねとペコペコと頭を下げていると
「お前ら…散れ!!澪が風邪ひくから話はあとだ」
そして、足を引きずる私を脱衣所まで連れていくと
「あがったら呼べよ」
そう言って春琉くんは少し怒ってるのか視線を合わせてはくれなかったけど、私の頭を脱衣所から出ていく前に優しくぽんっと撫でて出ていった。
その大きな手は温かくて優しかった。