【キミの声をきかせて】~声を失った少女は、四人の王子に溺愛される~
後ろから、春琉くんの大きくて長い腕が私の体を包み込むようにして前へ回された。
そのまま私の胸の前にある腕が私をぎゅっと抱き寄せると後ろから抱きしめられる形になった…。
なっ…この体勢は…すごく照れる…っ
そして身長の高い春琉くんの腕の中にすっぽり収まると、私の頭の上に春琉くんが顔をのせる。
そして頭の上から酷く安心したような優しい声が降ってくる。
「…はぁ…本当心配した…」
驚いて目をパチクリさせる私を、春琉くんはさらに腕に力を込めて自分の体に隙間なくぴたりと密着させた。