【キミの声をきかせて】~声を失った少女は、四人の王子に溺愛される~
────────────────…


春琉くんが満足するまで抱きしめ続けられた私は、解放された頃には真っ赤な顔をしていた。

そんな顔が真っ赤な私を見た春琉くんは意地悪そうに嬉しそうに笑っていて
その後は二人で夜の静かなリビングでホワイトボードで会話を楽しみながらクスクス笑っていた。


その時だった…


バタンッ……!!!


静かな空間を切り裂くように二階の階段の上から、何かが激しく倒れるような大きな音が響き渡った。


「……?!」

「……あ?…なんだ今の音……」


春琉くんと二人でリビングの扉を見つめる。


そして春琉くんが立ち上がると階段の方に向かって声を張り上げる。


「おい!!なんか落としたか?」


だけど返事はない。
二人で顔を見合せていると…バタバタと慌ただしい足音が聞こえてきた。


「あっ!春琉と澪!!大変だっ!碧が…!!!」


二階から勢いよくきょーくんが走ってきて、すごく慌てている。

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