【キミの声をきかせて】~声を失った少女は、四人の王子に溺愛される~
そして…
暫くすると薬が効いてきたのか碧くんの顔色が少しだけ良くなってきた深夜。
「俺そろそろ部屋戻るな?春琉と澪ちゃんも早く寝ろよ?」
そう言ってきょーくんは部屋に戻った。
「澪はどーすんだ?」
春琉くんがずっとあれから碧くんの手を握り続ける私に尋ねてきた。
少し手を離してホワイトボードに文字を書く。
【私はここにいます。春琉くんは寝てください】
ホワイトボードを見せてニコリと笑うと、春琉くんが急にポツリポツリと喋りだした。