【キミの声をきかせて】~声を失った少女は、四人の王子に溺愛される~

春琉くんが出て行った部屋で、碧くんの手を握りしめながら私は碧くんの今までの行動を思い返す。


碧くんは…いつも私が料理する姿を嬉しそうに楽しそうに見てたな…。
私が作る普通のご飯もお弁当も人一倍喜んでいた。


そして、あの泣いた日はただ洗濯物を畳むどこにでもある、ありふれた平凡な風景を見て…泣いてた。


そして毎回温かくていいねって言ってた。


全部の行動がパズルのピースのように繋がった気がした…。


碧くんは愛に飢えた小さい子供のように感じた。


だから春琉くんはあの時澪は母ちゃんじゃねーぞって言ってたんだ。
碧くんと、仲良しな春琉くんは全部わかってたんだ。


そう思うと、私がついててあげなきゃ!
と気持ちが湧いてきてその後もタオルを変えたり氷枕を変えたりしながら一生懸命碧くんのお世話をした。


元気になって…!!


と願いながら手を握り続けた…。
そしていつの間にか疲れて夢の世界へ…。

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