【キミの声をきかせて】~声を失った少女は、四人の王子に溺愛される~
「春琉くん澪ちゃん独り占め?!酷いよー!!!」
碧くんが春琉くんに突っかかると
「あー?当たり前だろーが、勝手に触んな」
「はー?何言ってんのさー!澪ちゃんは春琉くんのでもないじゃんっ!!」
「…うるせーな!元気になったならさっさと起きろ!澪は疲れてんだよっ!足も怪我してんだから変なことしてんじゃねぇよ!」
そう言った春琉くんは、私をひょいっと抱き上げると怒っている碧くんを無視して部屋を出た。
いわゆる…お姫様抱っこをされて運ばれている私はドキドキとしていて
チラリと春琉くんに視線をうつすと
サラサラの黒髪を揺らしながらすごく綺麗な顔で前だけを見ていた。