【キミの声をきかせて】~声を失った少女は、四人の王子に溺愛される~

そう言うときょーくんは立ち上がり戸棚をガサゴソとしていた。

私は不思議に思って見つめていると救急箱を持ったきょーくんが再び私の元へやって来た。


「足見せてみろ」


私はなんだか恥ずかしくてあたふたしていると、きょーくんがそんな私を無視して私の足を優しく触る。


「ほっそいな…ちゃんと飯くってんのかー?ほらこれつけとけ」


そう言ってきょーくんが湿布をはってくれた。


【きょーくん、ありがとう】


「いーよ別に…昔は澪のが俺の事助けてくれてただろ?」


そう言って笑うきょーくんは昔もこんなんだったな…と懐かしく思った。

< 165 / 307 >

この作品をシェア

pagetop