【キミの声をきかせて】~声を失った少女は、四人の王子に溺愛される~
なんだか…苦手なのバレて恥ずかしいな…と思いながら続きのレポートを進める。
それからしばらく、二人で静かにペンを動かしていると律くんは全て終わったようだ。
「はぁ……疲れた。ちょっと休憩」
律くんはそう言うとペンを置き、ソファの背もたれに体を預けて疲れた腕を天井に向かって伸ばした。
私は立ち上がるとパタパタとキッチンに走り律くんにお茶を注いでテーブルに置いた。
【おつかれさまです。ありがとう】
私はもうひと頑張り…!!とペンを持とうとすると
「……俺さ」
私が注いだお茶を見つめて律くんがぽつりと静かに喋り出した。