【キミの声をきかせて】~声を失った少女は、四人の王子に溺愛される~

「…人の気持ちとか考えてることがなんとなく分かっちゃうんだよね。
…だから学校とか人がたくさんいる場所ってすごく疲れるし苦手…」


初めて聞く律くんの本音だった。

私は初めて聞く本音に律くんを見つめてコクコクと頭を動かす。


「……でも」


律くんは私の方へ体を向けるとテーブルの上に置いてあった私の右手をぎゅっと握る。


「澪の隣にいる時は…大丈夫みたい。
寮のメンバーも嫌いじゃないし…むしろみんないい奴で俺の大切な友達…。
だけどやっぱり人といるのは疲れるんだけど、澪とは毎日お昼一緒に過ごしてるけど…全然大丈夫なんだ」


重なる律くんの手からは温かい体温が伝わってきた。

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