【キミの声をきかせて】~声を失った少女は、四人の王子に溺愛される~
そんな目で見られた私はホワイトボードに今までの事を書いた。
するとそれを見た春琉くんは
「はぁ〜…律のやつ…やられた。まぁ律の気持ちはわかるけど…な。俺だってお前を一人にさせたくねーし、寂しい思いなんてしてほしくねー…」
そう言って春琉くんはソファに項垂れるとぼんやりとしながら天井を見つめていた。
私はなんて言えばいいかわからなくて黙って春琉くんの隣に座り続けた。
そして、夕方になると学校が終わった響也くんと碧くんが帰宅した。
春琉くんから事情を聞いた瞬間に寮のリビングは大騒ぎになった。
「はぁ…!? 律のやつ…昼間部屋から出てきてたのかよ…くそー…やられた」
響也くんが頭をガシガシと掻きむしりながら悔しそうな声をあげる。