【キミの声をきかせて】~声を失った少女は、四人の王子に溺愛される~

「澪ちゃん何もされてない?!僕がいない間に律くんとご飯…うらやましいっ!僕とだってまだ二人きりでご飯食べたことないのにぃっ!!僕の為にも今度ご飯作ってよぉ!律くんずるいっ!!」


碧くんはうるうると目を潤ませながら私の肩をつかみじっと見つめてくる。


男三人からの凄まじい勢いで責め立てられて…声の出ない私はどう対処すればいいかわからなくてあたふたとしていると…


その時だった。


「……みんなうるさい」


リビングの扉が開き、二階から降りてきた律くんが、音もなく私の後ろにそろっと現れた。


そして近づいてきた律くんは、私を後ろから長い腕でグイッと自分の方へ引き寄せるとそのままみんなの前で私の体を両腕ですっぽりと包み込んでしまったのだ。

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