【キミの声をきかせて】~声を失った少女は、四人の王子に溺愛される~
私はそんな二人の姿に静かに笑うと二人がものすごい勢いで私を見る。
碧くんは大きな目をさらに大きくして
「え…澪ちゃん…声…!!!え?!」
「…澪っ……」
あのマイペースな律くんも見たことないほど目を見開いていた。
私はそんな二人にふわりと微笑む。
「碧く、ん、律くん、心配して、くれて、ありが、とう」
すると、興奮した碧くんは私に思いっきり抱きついてきた。
「澪ちゃんっ!!僕の名前呼んでくれたぁぁぁああっ!!もっかいもっかい呼んでっ!!可愛いよぉおおお」
すると、そんな碧くんをポイッと退かして私の目の前まで来た律くん。
そして優しく私を抱きしめると
「ほんとにほんとに、よかったね」
こうやって私の声のことを喜んでくれる人がこんなにも沢山いることが嬉しかった。