【キミの声をきかせて】~声を失った少女は、四人の王子に溺愛される~
「声がだいぶ戻ったので…みんなと学校にそろそろ行こうと思ってます…っ」
「ええっ?!本当に?!」
碧くんは、大袈裟なぐらい驚いている。
「…うん。元々声が戻ったら全日制に戻る予定だったから」
すると春琉くんが
「…りょーかい、お袋に伝えとく。よかったな」
「ありがとう…おねがいしますっ」
そう言って頭を下げる私の頭を春琉くんの大きな手が優しく撫でる。
やっと…みんなと学校に行ける所まできたんだ…。声が出るようになったのもここにいる温かいみんなのお陰だと思う。
そう思うと少しだけ目が潤んだ。