【キミの声をきかせて】~声を失った少女は、四人の王子に溺愛される~
「はぁー…ずるい。学校で会えるだけ嬉しいけど…僕だけ一年生なの最悪なんだけど…」
そう言って落ち込むのは碧くん。
そんな碧くんに
「クラスに遊びに来てね」
とにこやかに私が笑っていると
階段から足音が聞こえてきた。
癖のある髪の毛を揺らしながら、律くんがあらわれた。
「あらぁ〜!律もひさしぶりね〜?この時間に降りてくるなんて珍しいわね」
そんな喜びの声を無視した律くんは理事長先生の元へただまっすぐ歩いて近寄ると
「理事長先生…俺も明日から全日制行くから。澪と同じクラスにして」
「「「はぁー?!?!?!」」」
リビングにいたみんなが目を丸くして律くんを見る。