【キミの声をきかせて】~声を失った少女は、四人の王子に溺愛される~
そして
「またあいつらに怒られちまうなー」
そう言って切なそうに笑う春琉くん。
「別に怒られても…いいよ…」
「はぁ?お前、だって…あいつが……あー……なんでもねぇ」
そう言って私から手を離すと少しだけ笑って何かを誤魔化す春琉くんは、少し苦しそうに見えた。
そしてボソッと呟く。
私には聞き取れなかった。
「はぁ…我慢してんのに…俺のことこれ以上振り回してくんなよな…バカ」