【キミの声をきかせて】~声を失った少女は、四人の王子に溺愛される~
その後ろ姿をいつの間にかずっと見てたみたいで
「澪ちゃん…?」
「…あ……ん?」
「春琉くんが気になる?」
私の顔を下から覗き見てくる碧くん。
なんとなくその目は誤魔化せない気がして私は素直に答える。
「…うん…」
「そっかぁ…。澪ちゃんは気づいてたかわからないけど…出会った頃からいつも春琉くんを見てたよね」
私に優しく笑う碧くんは少し寂しそうにしていた。
「そうかな…?あんまり自覚はなかったかも…。私を最初に見つけてくれたのは春琉くんだったからかな…?」
「…ねぇ澪ちゃん、僕が最初に澪ちゃん見つけて助けてたら違ったのかな?」