【キミの声をきかせて】~声を失った少女は、四人の王子に溺愛される~
そんな頼もしい碧くんがちょっとだけ意外だった。
いつもならふざけたり一緒に怖がりそうなタイプだと思っていた…。
そして、後ろをついて行ってても怖いものは怖くてビクビクする私に
「大丈夫だよ〜。澪ちゃんがそんなに怖がると思わなかったなぁ。やめとけばよかったね?付き合わせてごめんね?」
そう言って私の手を力強く引いてくれる碧くんの背中はすごく大きくてちゃんと男の子だった。
「ご…ごめん…小学生ぶりで…さすがにもう平気かなって思ったんだけど…苦手なままでした…」
「あははっ澪ちゃんは可愛いねぇ」
そしてまぶしい光が見えてくるとやっと出口だった。