【キミの声をきかせて】~声を失った少女は、四人の王子に溺愛される~
優しいきょーくんの笑顔にいつの間にか私の目からは涙がポロポロとこぼれ落ちていた。
「…な、なんでもないよ…」
そう言って慌てて零れる涙を制服の袖で拭くと
「はぁ…そんなに泣いてなにがなんでもねぇだよ…俺には言えないこと?
言っちまえば楽になるぞー
俺は……お前のそんな姿見たくないけど?」
そう言って笑うきょーくんの姿は、昔と変わらなくて優しくて涙が更にポロポロと溢れる。