【キミの声をきかせて】~声を失った少女は、四人の王子に溺愛される~

「あいつが何考えてるかはわかんねーけど…お前をこんなに泣かせるなよなー。

はぁ…まったくあいつは…

まぁ…俺も言えたことじゃねーけどな」


そう言って私のほっぺたをむにっと引っ張る。


「…もうっ…きょーくん…いたいよ…はなして」


「なぁ…忘れたか?俺は昔からお前のことだけがずっと大好きなんだけど?
澪が、春琉が好きでもこの気持ちは変わんねーの。お前が春琉が好きって言うなら見守るよ。

だけどさ、お前が笑っててくれないと俺すげぇ辛いんだけど」


そう言って困ったように笑うきょーくん。


そんな風に思っててくれてたんだ…。
きょーくんのことは大好きだけど…それは昔の話…。昔は大好きだった…。
ずっとキーホルダー大切にしてたよ。


私にとっても初恋だったよ…。

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