【キミの声をきかせて】~声を失った少女は、四人の王子に溺愛される~

EP26:夕暮れの図書館。


あの後、泣き止んだ私の手を引くと立ち上がらせたきょーくんは


「澪、俺ちょっと春琉んとこ行ってくる、一人で帰れるか?」


「ありがとう大丈夫だよ、春琉くんの所行くの…?」


そう言って心配そうにきょーくんを見るときょーくんはニコッと笑うと


「澪の話聞いていろいろ気になることあんだよな〜、まっ、澪はあんま気にすんなよ?俺に任せとけ」


夕暮れの誰もいない教室で、きょーくんはいつも通りの明るい笑顔で明るい茶髪を揺らして笑う。


そして、私の頭をガシガシっと撫でた後、真面目な顔をして教室を出て行った。

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