【キミの声をきかせて】~声を失った少女は、四人の王子に溺愛される~

そう言って愛おしそうに私を見るきょーくんの目は悲しみに揺れていた。
きょーくんの気持ちを聞いた私は涙があふれる。


「うぅ…っ、ありがとう…でも、ごめ…んね?春琉くんが…好き…っ」


私の答えを聞いたきょーくんはフッと悲しそうに笑うと


「はぁ…春琉にはムカつくけど…春琉は澪が好きだよ…

春琉は前にお前を傷つけたことすげぇ悔やんでた。自分は澪に何もしてあげれてないって言ってた。

お前のこと好きすぎて嫉妬でまた暴走したくねーんだと…それで…自分の好きな気持ちを抑えて、俺に澪を任せたいって言ってんだよ。

澪の気持ちを無視してそんな事を言う春琉にすげぇムカついてたから黙ってた…ごめん

俺の勝手だよな、それで澪が俺に振り向いてくれたらよかったけど…澪が悲しそうなのはやっぱ耐えらんないわ俺。

今日春琉ギプスがとれるから病院行ってるよあいつ…

……気持ち伝えてこいよ

春琉の事が好きでも俺のこと忘れんなよ…いつだってお前の力になるよ…これからも
振られた時はもう観念して俺選んだ方がいーよ?」

< 297 / 307 >

この作品をシェア

pagetop