WATCH.
「総務に顔出すと一番に目が合うから知ってる」
「席の問題じゃないの」
「与会は大体離席してるか、電話取ってるか」
「おお、佐野だ」
聴こえた声の方面を見れば、営業部課長がいた。丁度式場へ入るところに数名のうちの会社と思われる人たちが留まっている。
「お疲れ様です」
「与会さんと来たの? 相変わらず仲良いな」
「めっちゃ仲良しです」
佐野がわたしの肩に腕を乗せてピースを作るので、それからするりと抜けた。皆さんからの仲良い認定が分からないのはわたしだけか。