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何がどうなったのか、佐野は部署を越えて私に自分の失恋を報告するようになってしまったし。
私もその傷心飲み会に付き合うようになってしまった。
「酷すぎる、俺が傷心で踏切に突っ込むかもしれないっていう心配は無いんか」
「じゃあ家まで送ってあげるから一緒に帰ろうよ」
「家で飲み明かしてくれるってこと?」
「そんなに都合良く汲み取れる脳みそが羨ましい」
「すいませーん、会計お願いします」
切り替えも早い。近くを通った店員を呼び止め、しれっと会計している。私は財布から札を抜いて佐野に向けるけれど、一向に受け取ってもらえない。
「いや要らん」
「傷心中なんだから」
受け取れば、という意味で言ったのに。