WATCH.


 目が覚めると明るい部屋に居た。
 知っている場所。また来てしまった。

 私はベッドの上に居て、毛布を被っているのもわかる。そして服もきちんと着ている。
 ベッドに肘をついて振り向くとこちらに背を向けて眠る男が一人。

 はー、と息を吐きたくもなる。頭が痛い。

 昨夜、ティラミスとジェラートを食べて、その後三軒目に行って、テキーラ飲んだりして。プリンは食べたんだっけ、あまり思い出せない。

 ぐらぐらと揺れる頭で考えるのを放棄して、もう一度ベッドに横たわる。

 ここは正真正銘。佐野の家だ。
 何故知ってるかって、何度か来たことがある。今みたいな状況で。

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