オリフィリア魔法学院〜相性最強、なのに中は最悪?!そんなふたりが起こす物語〜
炎の中を、シリウスは迷いなく進む。
まるで見えているかのように。

彼の氷魔法と共に共存できているのは、2人の実力と、属性の相性が最良である証。


炎が氷を溶かすどころかその蒸気がさらに霧を濃くし、姿を隠す完全な目くらましになっていた。


シリウス「(霧の向こうで3年のバルクが杖をあげた気配を感じ取り、足元から氷柱を3本、槍のように射出した。
1本が、杖を弾き飛ばし、残り2本が逃げ場を防ぐ。)」


バルク「やばい。出口がない...」



シリウス「(振り返りもせず、ただ杖を掲げた。
頭上に巨大な氷の槌が形成され、ガレスの真上で静止する。青白い光が炎の赤に映えて、演習場が一瞬だけ幻想的な色に染まった。)

降参しろ。次は、当てる。」
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