オリフィリア魔法学院〜相性最強、なのに中は最悪?!そんなふたりが起こす物語〜
ガレスが、前衛を交代し、今度は自分が前に出た。
大柄な体に見合った石の大剣を生成し、地を踏みしめる。


後衛のバルクも杖を構え直し、魔法の準備に入った。

バルク「今度はさっきみたいにいかねぇぞ!」



ガレスが突進した。
石剣が振り下ろされると同時に、背後から風属性の加速術式が飛ぶ。
二重の加速で一気に間合いを詰め、力任せに叩き潰しにかかった。
先ほどとは打って変わって、隙なしの正面突破。



冷静に軸をずらす。

シリウス「力押しで連携の穴を埋められると思った
か。」



ガレスの背後で後衛が術式を完成させ、風刃が放たれた。
だがシエルが動く。
炎が弧を描いて風刃と衝突し、爆風が演習場を吹き抜けた。煙の幕がニ人の間に落ちる。


シリウス「(煙の中、杖を振りもせず足元に氷を展開した。)」


ガレスの踏み込んだ足が滑り、巨体が前のめりに傾く。その一瞬を逃さず、氷の壁がガレスを後衛ごと囲い込んだ。
分断。前衛と後衛を引き離す、定石中の定石。
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