春は眩しくて、届かない



——私の恋、終わったんだ。



思っていたよりあっさりで、思っていたより静かで。


でも、その静かさが一番つらかった。


そしてもう一つ。


もっと奥のところで、別の痛みが広がる。



(りのん)



どうしよう。


どんな顔で会えばいいのか、分からなかった。


さっきまでと同じように笑える自信が、どこにもなかった。



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